音楽ストリーミングサービスが、日本でもいよいよ本格的にはじまりはじまりー。
海外では、Spotify(スポティファイ)などのサービスが有名だけれども。
日本は蚊帳の外というか、だいぶ出遅れている状況なのは周知のとおり。
ビルボートのチャートなんて、すでに「ストリーミング」のカテゴリがあるのにね。
//www.billboard.com/charts/streaming-songs
アップルの「Apple Music」が満を持して登場するのを目前にして、日本でもいくつかのサービスが先行して開始されたので、お試し期間でフリー(¥0)なうちに「AWA」と「LINE MUSIC」、この2つをチェックしてみました。
AWAとLINE MUSICの比較
第一印象(見た目)は?
・AWA
サーチ(検索)で曲名やアーティスト名から選ぶことはもちろん、なにを聴こうかな?とフラットな状態で、ジャンルごとのチャートやプレイリストから選ぶことができる、直感的なインタフェイス。操作しやすい。
・LINE MUSIC
うーん、なんかイヤだ(笑)
というのは、聴きたい音楽に辿り着く前に、特定のアーティストの情報が必ず目に入るデザインのこと。「広告」を見せられている感がキュークツです。有料サービスなのに。
なんだか品揃えがいまいちなCDショップのディスプレイみたいで、ちょー盛り下がります。
ついでに言うと、LINEで非表示にしている「友だち」がシェア機能では表示されているのが、たいへん厄介です。どうしてくれるんですか、もう(笑・・えない)
音質はどうなのか?
・AWA
Wi-Fi接続時は「自動で320Kbpsにする」という設定が可能。それ以外ではデフォルトで64、96、128Kbpsで選択できますが、この音質で聴くことはないでしょう。
・LINE MUSIC
ビットレートは明記されておらず、「ネット環境に応じた自動設定」とのこと。よくわかりません。なんだか、LINE MUSICを使うことはないなあ、という思いが強まりばかり(笑)
実際に聴いてみたら?
今回は、サム・スミス「I'm Not The Only One」を聴き比べてみました。
ポイントは3つ。
・ハンド・クラップ(手拍子)の響き
・ドラムのキックの鳴り
・ヴォーカルの感触
で、結論からいえば、印象が良かったのは「AWA」でした。
LINE MUSICは、キュッと詰まった(狭い)カンジがありますが、それと比べるとAWAは、音の幅、広がりを感じられました。
もちろん「個人の感想です」と、おことわりしておきたい程度のものですし、曲によってはまた印象も変わるのでしょうけれど。
そのうち、イコライザも選べる機能がアプリに追加されたりするのかもしれませんが、なによりも、聴きたい音楽を「ぱっ」と選べて楽しめることがいちばんであって欲しいですよね。
なにはともあれ、音楽ビジネスとしてのストリーミングサービスという『場』がどう発展していくのか、今後も注目したいと思います。
気になるのは「Apple Music」、どうなのかなあ(案外、いまいちだったりして)。もしくは、伏兵として、他のサービスがあらわれたりするかも?
<おまけ>
わたしのモニタ環境(というほどでもない)はこんなカンジ。
イヤフォンが「SONY MDR-EX800ST」で、イヤホンチップは「COMPLY(コンプライ)TX-400」の組み合わせです。